プライド

秋の涼しい風が気持ちよく

なってきましたね。

1歳児の男の子と手をつなぎ、

公園から帰る帰り道。

園の避難口である階段が

気になったようで、

彼はその場でしゃがみ込み、

歩くことを断固拒否。

「僕は帰らない」の目で私を

見つめていました。

「お腹すいてない?」

「あれ?いい匂いするかも」

なんていう私の言葉に耳を

傾けてくれることはなく、

彼は階段へと向かうのです。

私は、まぁいっかと彼の

階段を上りたいという気持ちを

受け止め、黙って見守ることにしました。

階段を降りようとすると少し

怖かったのか私に手を伸ばそうと

しましたが、彼ははっとして、

その手を引っ込めて

自ら手すりを見つけて

最後まで一人で下りきりました。

私は1歳児の彼のプライドのようなものを

見れたように感じて、あぁ待ってよかったなぁと

感じました。

その後彼は満足したのか私の手を見て

そっと手を繋ぎ、

二人で黙って園に帰りました。

会話はありませんでしたが

繋いでいるその手から

自信ややったぞの気持ちが

伝わってきたように感じました。

保育士 篠﨑

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